オペラグラス越しのシリウス

焼き焦がされたいオタク

その時は彼によろしくするオタク

最近、応援している俳優さんと近しい人の結婚が続いている。

その俳優さんたちの結婚に対する感想はとくにないが(おめでとうございます)、「次はあの人の番だ」と震えている私から、その時を迎えてしまった私に伝えておきたいことがある。

 

まず、スマートフォンを落としたり投げたりしてはいけない。足の指に落ちたら痛いし、画面が割れたら修理費がかかる。ここは冷静に、被害は最小に。

 

それから、おめでたいと思うなら「おめでとう」と言えばいい。おめでたいと思わないなら「おめでとう」なんて言わなくていい。

私があの人の結婚に口を出せないのと同じように、誰も私の感情に口を出せない。

 

「あなたの結婚に私はショックを受けた!」

こういう時、「祝わないなんて本当のファンじゃない」って主張する人が現れる。

「『本当』の定義を明確にしてからに言ってくれますう?」と思うが、ファンなんて自己満足の塊を他人の物差しではかっても仕方ない。

 

そもそも結婚自体にも価値はない。

他人の結婚をおめでたく感じるのは、自分が当人達の嬉しそうな顔を見て「ああ、よかったね」と心底思うからじゃないのか。

「結婚=おめでたいもの」ではなく、「結婚する当事者への気持ち÷(当事者とのそれまで思い出+当事者への気持ち)=彼らの結婚に対する評価」だ。

結婚はマイナス(おめでたくない)にだって、ゼロ(どうでもいい)にだってなりうる。

言葉の上では「おめでたい」か「おめでたくない」かだけだが、内実は正負整数分数いろいろある。だから、「結婚ショックだな」と思っても全然間違いじゃない。

ただ、気をつけなければいけないのは、マイナスは他の人もマイナスにしてしまうことだ。本人に直接言ったり祝福ムードの中で言ったりすると、彼らの気分を害してしまう。

当然だが、攻撃的な言動は絶対にやめて欲しい。みっともないし、自分が惨めになる。

 

「結婚おめでとう!」

こういう時、「お金を出してないから祝える」って主張する人が現れる。

気持ちはわからないでもない。好きで頑張ってほしい気持ちがなければ、他人にお金は出せない。

でも、祝福できない理由にお金を引き合いに出すのは違うだろう。

自分の気持ちを示すにはわかりやすいバロメーターだけど、払ってしまったものは戻らないし、払った分の楽しみはもうもらったはずだ。

「お金を〜」の人は、結婚とこれまでを天秤にかけて、これまでの方が重かった人。お金を出していても、当事者の結婚の方が重い人は、「おめでとう」って言えてる。

結局、自分が結婚をどう受け止めて、気持ちと思い出をどう処理して、総合的にどう評価するかじゃないのか。

だから、(たぶんないと思うけど)あの人の結婚おめでたいと思ったら、素直に「おめでとう」でいい。

それにしても、結婚を祝福できない理由がお金じゃないとなんとなく許されないコミュニティって、ちょっと窮屈だ。

 

まだ伝えたいことはあるが、もうめんどくさいから、「結婚よかったね」でいいと思う。

「結婚よかったね(おめでたい)」「結婚よかったね(おめでたくない)」

どちらでもいける。便利な言葉があってよかった(喜び)。

 

あれこれ予防線を張ったが、もしかしたら今の私が心配するほど、その時を迎えた私は弱くないかもしれない。願わくは、そうあって欲しい。

 

 

おわり